黛の踊りを知る

民族舞踊家 黛節子が遺した100を超える作品群の中から、現在でも踊り継がれている作品の一部をご紹介いたします。

祝舞
東北・仙台の奥、秋保に伝わる民俗芸能で、豊年を願い、一心の祈りを込めて苗を植える乙女達の姿を踊りにしたものです。豊年の喜びを歌い上げます。





小原木
新潟県刈羽郡鵜川に伝わる小原木は、慶長年間勃興した、いわゆるお国歌舞伎の型が残されていると言われる綾子舞を基に創られました。





越中おわら
越中富山八尾地方では風の盆とよんで毎年九月一日、二日、三日、町をあげて躍られる盆踊りです。黛節子はこの盆踊りをもとに男女の出会い、別れを日本的情緒纏綿とした中に表現しました。





鳩間仲森
鳩間仲森は西表島北方洋上に浮かぶ周囲三・五キロメートルの鳩間島に生まれた謡です。 島の中岡から見た豊かな自然の景観と純朴な島人の織りなす風土をうたったものです。






黒島口説
沖縄県、八重山郡島の黒島に伝わる口説歌。島の自然の豊かさ、豊作の有様、島最大の行事である綱引き祭りや、干蛸を盗んだ鼠など、平和な島の年中行事などを振りとともに囃したててコミカルに踊ります。





ややこ踊り
黛節子は生前、中世から近世にかけての芸能の復元も試みました。慶長時代、歌舞伎の始祖といわれている出雲の阿国が流行らせた「ややこ踊り」の復元を試みた作品です。 (黛節子オリジナル)





花念仏
法然親鸞の時代から脈々として深く大衆の中に受け継がれてきた念仏宗。美しい女性たちが口々に“南無阿弥陀仏”と唱え、足を踏み鐘を叩いて苦しみから救われることを願う踊りです。 (黛節子オリジナル)